松本市大手にある「華のうら町夢屋台はしご横丁」
夜の町のイメージが強いこの裏町で昼間訪れる人たちを増やすお店の先駆けとなった「cafe ちょこんと。」
しかし10月15日、その店主である工藤美雪さん藤野沙紀さんの新たなる挑戦のためおしまれつつも閉店することになった。
cafe ちょこんとがオープンしたのは3年前
2人とも県外出身Iターン者であったためか以前の裏町のイメージにしばられずあえて昼の営業を試みた。
はじめは夜の町の印象が強いはしご横丁でなぜ?大丈夫?という声もあったが開店後2人の暖かい雰囲気、心のこもった料理、落ち着ける店内に「日常生活の中で”ちょこんと”した幸せを感じる」と話題の隠れ家cafeとなった。
また夜の営業だけでなく手作り雑貨の販売、ワークショップ、ライブなどを楽しめる「ちょこんと縁日」というイベントも毎月開催(冬除く)し夜だけでなく昼間も訪れられる裏町としてはしご横丁に新しい風を呼び込んだ。
当初「カフェを開きたい」という同じ思いをもっていた2人
年も環境も仕事も異なる中、不安を抱えながらも最初の挑戦として開店。
「今やらないと一生出来ない」という強い思いがあった。
そして営業していく中で店主の1人である工藤さんは縁日の準備の裏方の仕事に魅力を感じ、カフェをやりたいという相談をうける中で「企業する人を支援する仕事がしたい」と思い始めた。
また美大で日本画を勉強していた藤野さんは作家とのふれあいから当初からあった「カフェギャラリーをオープンしたい」という気持ちが強まっていった。
フェイスブックで閉店を知らせた後の反響は大きく「お店に行けなくなったらさびしい」「縁日がなくなったら困る」という作家も多い。
2人はそう思ってもらえることは幸せ、3年の中で多くの人と出会い優しさに触れられ成長出来たとのこと。
この経験をバネにまた新しい未知なる世界へと踏み出す2人。
「cafe ちょこんとで得たことを次にいかしていきたい」と前を向いている2人を惜しみながらもはしご横丁はもちろん、ながそう(長野インターネット放送局)としてもさらなる2人の挑戦を応援したい。
“ 松本はしご横丁” 「cafe ちょこんと。」 10月で閉店 新たなる世界へ
